寝たきりから離床生活へ(重介護者への挑戦)
(事例)
永らく寝たきりで言語障害もあった方が学習療法を続けるうちに離床されて学習を行うようになり、家族へ手紙を書いて思いを伝えられるまでになった。
 
 
 
うつ状態から笑顔へ
(事例1)
うつ病で人と話すことがほとんどなく無表情であった利用者に学習療法を導入し、コミュニケーションを多く持つことにより、徐々に自ら話されるようになり、笑顔もみられるようになった。
 5年経過後も、積極的に学習療法やレクリエーションにも参加され、笑顔が絶えない日常を送られている。
 
(事例2)
うつ病にて精神科へ入院されていた方で、他のグループホームで他者とのトラブルが絶えなかった為家族より生活環境を変えたいとの理由で本法人のグループホームへ入居された。
入居当初は感情の起伏が激しく同様に他の入居者とのトラブルが多く孤立されていた。

学習療法を導入し3ヵ月後には徐々に変化がみられ共有スペースで過ごす時間が増え、半年後には洗米や編み物など生活意欲があがり表情にも変化が見られるようになった。
9ヵ月経過した頃には感情の起伏もなくなり生活の中で洗濯物たたみや食事のつぎ分けが役割として定着し、他者とのトラブルもなく冗談を言ったり笑顔で過ごされることが多くなった。
 
 
 
無気力・閉じこもりからの脱却
(事例1)
要介護4で認知症があり自宅で入眠傾向が強い在宅利用者に、家族の強い希望により学習療法を導入した。

導入後、入眠状態が減少し、表情も笑顔が多く見られるようになり自発的に会話するようになった。身支度や化粧もされるようになり、また自宅では皿洗いができるまでになった。
 
(事例2)
30年間自宅に閉じこもり状態で心身機能の低下が著しく、家族負担軽減のため通所リハを利用された方(利用当初は入浴のみ離床で排泄、食事その他においてもベッド上での介助)の離床目的に学習療法を導入した。

導入後、徐々に離床時間が増加し、排泄・食事もベッド上から離れてできるまでに改善、半年後には自ら口腔ケア、整容を訴えるまでになり、生活のリズムも改善した。
1年3ヵ月経過した後には、家庭で歩行もできる状態まで回復した。
 
 
生活意欲の向上
(事例)
中度の認知症で何事にも関心を示さなかった入所者が他の学習者の姿を日頃から目にするうちに、徐々に興味を示されるようになり学習療法を始めた。

学習を続ける過程で、食事の献立案内放送をお願いしたところ当初は拒否されることもあったが、しばらくすると自分の役割と理解され、献立表を大切に持ち歩かれるようになったり、他の方の放送時にはアナウンスに対し指摘するなどライバル心や自分の役割に対するプライドまで感じるようになった。
 
  
 
在宅生活の活性化
(事例)
脳梗塞の後遺症で右麻痺・失語症が残った在宅利用者で、リハビリと家族負担軽減のためデイケア利用となる。本人の「以前のように友人に年賀状を書きたい」という思いから家庭内で行う学習療法を取り入れた。

このことにより、家族とのコミュニケーションが増え学習が楽しみとなった。
学習を続けていくうちに絵画を書いたり俳句を作って楽しまれたりする等、倒れる前の自分を取り戻すきっかけとなった。
また、当初は本人の姿を外に出したくないとの思いが強かった家族も、本人の頑張りを見て気持ちに変化が表れ積極的に活動をバックアップされている。
   
  
 
精神疾患(自律神経失調症)の改善
(事例)
自立神経失調症にて「よだれが出る」との訴えが顕著で利用拒否の訴えもあったデイケア利用者へ、数か月後に控える「孫の結婚式に出席する」との目標を立てて、目的達成の手段として本人へ学習療法のアプローチを続けて導入するに至った。

導入後、意欲が向上され、利用当初認めた流涎の訴えも減少し、また、失禁もなくなり排泄状況も改善した。希望されていた孫の結婚式への参加することもできた。